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【防災月間】明日葉保育園 非常時を想定したアレルギーフリーのおやつ提供・ICTを活用した引き渡し訓練

明日葉保育園第二戸塚園では、防災月間である9月、災害時・非常時を想定したおやつの提供と、保護者様への引き渡し訓練を行いました。
自然災害そのものだけでなく、新型コロナウイルス、熱中症、アレルギーなども考慮し、保護者様に引き渡すまで子どもたちを守る取り組みについて、第二戸塚園の二宮園長にお話を伺いました。

 

■災害時・非常時を想定したアレルゲンフリーのおやつ

明日葉保育園では、日頃から非常時でも冷静に行動できるよう指導・心がけをしていますが、想定を超える大きな災害では冷静さを欠いてしまう可能性も考えられます。そのようなときでも子どもたちの安全を守れるように、普段から非常食のおやつはアレルゲンフリーのものを用意し、アレルゲン食品を提供してしまう危険性を根本的になくしています。
当日は、震災を想定し、簡単に食べられるわかめごはんおにぎりを提供しました。

今回のイベントを実施するにあたり、幼児クラスには「命を守るためにいつもとは違う状況でおやつを食べます」と事前に説明しました。一方で乳児クラスには、恐がらせないために平常時と変わらない状況を作るよう配慮しました。

 

■移動時の配慮

2歳児以上のクラスでは、電気が使えなくなった場合を想定し、蛍光灯を消してランタンを使用しました。電池が不要のソーラー充電式かつ折りたたみ式であり、移動においても手軽に持ち運ぶことができます。


おやつの時間が終わった後は、幼児はヘルメット、乳児は防災頭巾を着用。暑い時期だったため、熱中症予防に配慮して実施しました。

■ICTを活用した引き渡し訓練

第二戸塚園はビルの1~3階部分に位置しています。非常時の引き取りでは混雑が予想されることと、災害時はエレベーターがストップする可能性があるので、この日、保護者様には階段での登り降りをお願いしました。
入口でコントロールをしながら密を避け、新型コロナウイルス感染予防にも配慮して行いました。

当日は大規模震災を想定したメールを一斉送信しました。実際にお迎えにいらしたときに身元をスムーズに確認するため、メールの文中に合言葉を明記。当日受付で合言葉を言っていただいた保護者様に子どもを引き渡しました。
メール配信には、今年度から導入したICTシステムを活用。保護者様全員が読んでくださったか確認できるだけでなく、読んでいない保護者様がどなたなのか、職員が把握することが可能です。また、万が一メールを破棄してしまっても、マイページにログインすれば閲覧できるので、メッセージが確認できなくなる心配もありません。
実際の非常時では、電話だと混雑してつながりにくくなる可能性が高いですが、このシステムを活用することで、綿密な連携とスムーズかつ安全な引き渡しができるようになります。

ICTシステムについては、以下のトピックスをご覧ください。

明日葉保育園、全20園でICTシステムを導入~保護者様との連絡がアプリで可能になり利便性も向上 | 明日葉保育園|株式会社あしたばマインド (ashita-ba.jp)

 

■保護者様からの感想

「家ではあまり訓練できていないので、保育園でしてくれて助かる」
「自分たち保護者も災害を認識する良い機会だった」
「家に帰ってから、家族で持ち出しグッズの見直し、避難時の話し合いができた」
「園にお迎えに行ったとき、子どもたちの防災頭巾姿を見て、いつもこうやって子どもたちを守る保育をしてくれているんだと、園に対する安心感が得られた」

などのお声をいただきました。

子どもたちが安心して過ごすことができ、また保護者様が安心してお子様を預けられる保育園であるよう、今後とも様々なシチュエーションを想定した訓練を実施してまいります。