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あしたばマインドの現場力「歩きたくなる廊下」と「厨房取り扱い説明書」が「遠藤功先生賞」を受賞

ソシオークグループは、2014年より現場で働く一人一人が主体的に問題解決に取り組む「現場力」を推進しております。あしたばマインドの現場力の取り組みが、株式会社シナ・コーポレーション代表取締役の 「遠藤功先生賞」を受賞しました。明日葉保育園青葉台園の「歩きたくなる廊下」と「厨房取り扱い説明書」、歩きたくなる廊下は「ナッジ(行動経済学)」に基づき考案された取り組みです。

遠藤先生賞:「~歩きたくなる廊下~ナッジに基づいて考えてみよう!」キャラクターを用いて、子ども達が自らの意思で安全に行動するように促しました。「厨房取り扱い説明書~青葉台園バージョン~」厨房の情報を1枚の紙に、誰にとっても分かりやすくまとめました。


作成者:明日葉保育園 青葉台園社員

子ども達が走らず歩きたくなるように誘導する園内環境

保育園には、廊下や階段、玄関など子どもが走ったり飛び跳ねたりしたくなる環境がたくさんあります。いずれも怪我をしやすい場所ですが、子ども達は危険という認識がなく、楽しく遊べる場所だと認識しておりました。
子ども達の安全を守るために、走らないように働きかける良い方法はないかと考えていたとき、「ナッジ(行動経済学)」に着目しました。

ナッジとは、対象者が自発的に行動したくなるように、優しく後押しする設計のこと。園内の環境をデザインすることで、子ども達が歩こうと自ら意思決定するようになり、結果的に行動もデザインできるのです。
0~5歳の行動に影響を与えるナッジを考えるにあたり、子ども達が興味をもっているものは何だろうと考えました。その結果「恐竜」「みらいエナジー(※)」のイラストを使用することになりました。

2階の階段入口に恐竜のイラストを貼り付け「ゆっくりあるこう」とメッセージを入れました。メッセージは「とまれ」ではなく「ゆっくり」など優しい言葉を選ぶよう心掛けました。さらに、廊下にキャラクターの足跡も貼り付けると、子ども達もそれに沿って歩くようになりました。
1階では、階段から玄関までスムーズに誘導するため、みらいエナジーのキャラクターたちが「てすりをつかもう」「ゆっくりあるこう」と注意喚起。子ども達は手すりを持って階段を下りるようになりました。さらに玄関入口には、その日の給食に使用した食材のキャラクターが登場する「お見送りボード」を設置。子ども達が喜ぶだけでなく、保護者とのコミュニケーションのきっかけにもなりました。

※みらいエナジーとは

給食で提供する食材を中心にオリジナルキャラクターを作成し、子ども達に親しみやすく、かつ分かりやすく、食材の特徴や栄養を伝えていくことを目的とする食育企画です。
今食べる食材の栄養が成長へとつながる意味を込めて「みらいエナジー」と命名しました。食材のもつ強みや特徴を、キャラクターごとのパワーとして設定しています。

厨房簡単取り扱い説明書

厨房では、分からないことがある度に分厚いマニュアルを開き、調べるために時間をかけていました。そこで、厨房の社員全員が確認しやすいような説明書を1枚の紙にまとめて作成することになりました。チーフが作るとチーフ目線のものに仕上がってしまい、入社・異動してきたばかりの社員やパートナー社員なども含めた全員にとって分かりやすいものではなくなってしまうのではないかと考えたため、作成はサブチーフと新人社員が担当することになりました。

機器の位置と使い方、機器故障時の緊急連絡先、包丁とふきんの色分け一覧、害虫駆除場所と交換時期などを1枚の紙にまとめて表記。分厚いマニュアルを開いて探す手間が省けるようになりました。
作成担当者の2人は、作成の過程で、今自分たちが抱えている疑問が何なのか具体的に把握でき、自分たちで調べて解決しました。どうしても分からないことがあっても、職員間で話し合って解決するきっかけになりました。1枚で情報を収めるように考えたことで、情報を精査したり優先順位をつけたりする力がつき、社員教育としても良い機会になりました。