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育児総合研究協会「tobira Dream Project」に明日葉保育園鶴見園の高橋園長が登壇しました

11月11日、育児総合研究協会による公立中学校のキャリア授業「tobira Dream Project」にて、明日葉保育園鶴見園の高橋果苗園長がオンラインで登壇しました。

「tobira Dream Project」は、各分野で活躍するプロフェッショナルから、働き方や仕事への想いを直接聞くことができ、子どもたちの職業観や職業意識の醸成、学習意欲の向上につながるプログラムです。高橋園長は、成田市立西中学校の中学生39名に向けて、保育士の仕事内容や大切にしていることについてお話しました。

高橋園長から、項目別に以下のようにお話しました。

・保育士の職業で魅力的なところ

子どもたちと接する仕事なので、自然と笑顔になれるところです。子どもが初めて歩く姿、初めて言葉を発する姿など、日々の成長を間近で見られる喜びは大きいです。

・仕事に就く前のイメージと就いた後のギャップ

 子どもはエネルギーいっぱいなので、想像以上に体力が必要でした。子どもの安全に対するアンテナを常に張り巡らせて動きまわることも多いです。しかし、その横にはいつも子どもたちの笑顔と成長があり、やりがいを感じられる瞬間もたくさんあります。

また、書類を書く事務作業がたくさんあります。今は保育業界でもICT化が進んでいて、紙面ではなくタブレットに切り替える園も増えていますが、保育士は毎日子どもたちの様子を振り返り、これからの保育計画を1週間、1カ月、1年の単位で立てています。

・仕事をする上で大切にしていること

 子どもたちは好奇心旺盛で、あちこち動き回るうちに怪我をしてしまう可能性もあるので、保育のプロとして、一歩先を見通して安全に遊べる環境を整えています。

ただ、危険があるものを全て遠ざけてしまっては子どもの成長につながらないこともあるので、「ここまでハイハイができるようになったから、このおもちゃで遊んでも大丈夫かな」というように、一人一人の発達を考えて対応します。

もう一つは、共感すること。子どもたちの行動に対し、やっていたことを途中で止めて指示するよりも、一度頷いて受け止めると相手も心が温かくなります。まずは共感してから、次にこうしてほしいと伝えるようにします。これは子どもに限らず、先生同士でも大切なことですよね。

生徒からの質疑応答

Q:緊張するときはありますか?

A:保護者会など人前でお話しするときは緊張しますが、保護者様と一緒に子育てを楽しむという気持ちで準備に臨んでいます。

Q:子どもたちへの安全対策は具体的にどのようなものがありますか?

A:コロナ禍ということもあり、消毒に力を入れています。アルコールや次亜塩素酸の希釈液などを使って、子どもたちが触れるおもちゃや壁を全て消毒する時間を設けています。

他には、頭をぶつけやすい位置にある棚にクッションを取り付けたり、先生たちみんなで事故防止マニュアルを読み合わせて危機意識を共有したりして、子どもたちの安全に細心の注意を払っています。