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明日葉保育園 全体研修第二回             保育の質向上を目指したドキュメンテーション発表会を実施

明日葉保育園は11月20日(土)、「2021年度 第二回 明日葉保育園全体研修」をオンラインで実施し、180名の社員が参加しました。

第1回に続き、講師は「保育のデザイン研究所」の川辺尚子先生にお願いし、5月22日の講義「保育の中で写真を撮る~その意味と利用~」を受けての往還型の研修会となりました。前回の研修会を受けて、参加者が実際にドキュメンテーションを作成し、明日葉保育園全体で約350枚が今回の研修会に向けて提出されました。どのドキュメンテーションも、写真を通して子どもの「気づき」「思い」「育ち」が見られ、保育の様子が良くわかるものでした。

    

まず、前回の研修の振り返りとして、「保育の中で写真を撮る」ことの意味を確認しました。

写真を撮ることで、保育の振り返りを自身だけでなく、保育者同士でも語り合うことができ、より良い育ちを子どもに提供することができます。また、保育者が写真から子どもの興味関心を読み取ることで、より良いドキュメンテーションの作成につながることを学びました。

 

前回の振り返りのあと、ZOOMの投票機能を活用したアンケートを実施しました。「ドキュメンテーションの作成の頻度」「作成の所要時間」「ドキュメンテーションの作成負担感」など、社員のリアルな声をもとに、改めてドキュメンテーションの作成の意味とドキュメンテーションの考え方を学びました。そこでは、ドキュメンテーションは「毎日書く、短くて、簡単な記録」という意味合いだけでなく、「1週間、1か月、1期など、大きく振り返る記録」であること知り、社員一人ひとりのドキュメンテーションに対するイメージが変わったように感じました。

 

次に、ZOOMのブレイクアウトルーム機能を活用し、6~7人に分かれそれぞれが作成したドキュメンテーションを発表しました。姉妹園同士とは言え、ほとんどの参加者が初対面ということもあり、はじめは緊張した様子でしたが、徐々に慣れてきて、発表の感想はもちろん、ドキュメンテーションを通した積極的な意見交換が行われました。

 

発表会後は、川辺先生より、実際に提出されたドキュメンテーションを紹介しながら、クラスのもの、個人のものなど、様々なドキュメンテーションについてお話いただきました。実際に作成者にインタビューをしながら進めてくださったので、参加者にもわかりやすく伝わったのではと思います。

  

最後のまとめとして、ドキュメンテーションは子どもの新たな保育の展開を考えることができ、園内において子ども一人ひとりの語り合いの材料になるとの言葉をいただきました。あくまで子どもたちにより良い育ちを提供するためのツールであり、作成が目的ではありませんが、保育の振り返り・記録・保護者への発信手段としても活用できます。今後も子どもたちのために、社員一人ひとりが保育の質の向上に向けて、高い意識をもって仕事に邁進してまいります。