MENU

CLOSE

コラム詳細
   

【食育だより2021年10月号】一緒に食べて心も育む家族の食事!    

公園の木々が、少しずつ秋の色に変わり、気持ちの良い秋風が保育室の中に吹き込んできます。食欲の秋・読書の秋・スポーツの秋…秋は、スポーツの日、文化の日など祝日も続き、ご家庭で過ごされる時間も多くなるのではないでしょうか?

さて今回は、内閣府の取り組みである「家族の日」にちなみ、家族で食事を食べる事が子どもに与える効果について、お伝えしていきます。

 

「家族の日」とは? 

内閣府では、子どもを家族が育み、家族を地域社会が支えることの大切さについて理解を深めてもらうために、平成19年度から11月第3日曜日を「家族の日」、その前後各1週間を「家族の週間」と定め、この期間を中心として理解促進を図っています。

今年度の「家族の日」は令和3年11月21日(日)

「家族の週間」は令和3年11月14日(日)~27日(土)です。

この機会に、家族や地域の大切さについて考えてみてはいかがでしょうか?

 

子どもとのコミュニケーションは、食卓から!                            

家族一緒に食事をとるのは、週にどのくらいありますか?働くご家庭にとっては、毎日忙しくて、一緒に食卓を囲むことが難しいと感じている方も多いかもしれません。しかし、子どもは年齢が上がるにつれて学校や習い事などで忙しくなっていきます。家族で食事をする時間は、“子どもとコミュニケーションをとる時間”にすることを意識してみてはいかがでしょうか?

 

家族で一緒に食事をとることの大切さ

家族が食卓を囲んで、共に食事をとりながらコミュニケーションを図ることは食育の原点だといわれています。子どもは一緒に食事を摂ることで、食の楽しさを実感するだけでなく、食や生活に関する基礎を習得する機会になっています。

農林水産省の調査によると、親と一緒に食べる習慣がある子どもは、以下のような傾向があるようです。

①朝の疲労感や身体の不調が少ない 

→一緒に食事を摂ることが多いご家庭は食事の時間が規則正しい傾向があり、子どもの食欲の変化などで不調にも気づきやすく、早めの対応ができます。

②健康に関する自己評価が高い  

→食卓では食に関わる会話が増え、食べ物と健康のつながりを自然に体得します。

③主食・主菜・副菜を食べる割合が高く、野菜や果物など健康的な食品の摂取頻度が高い傾向がみられる 

→一人で食べると残してしまうおかずも、一緒に食べる人が 「美味しいよ!」 と話をすることで、食べてみる意欲につながります。

健康に関する自己評価が高い事や食を選ぶ力を身に付けることは、子どもの健やかな成長には欠かせない大切な要素の一つです。子どものうちから身に付けたい習慣ですね。

 

 

▼保育園の給食TIME  

保育園では、給食の時間に様々な声を掛けながら食事の時間を楽しんでいます。

「今日のサラダには、小松菜と人参が入っているね」 「この野菜、美味しいね。おかわりください!」 「スプーンは、こうやって持つとかっこいいよ」 「ちょっとお手伝いして貰えるかな?」…など、食事中の会話から、食の知識や食事のマナー・お手伝いなどを日々自然に身につけていると感じます。

幼児クラスになると、「今日の給食は何?」 「今日はカレーの匂いだね」 など、食事を楽しみにしている会話が聞かれます。給食を食べる前から、調理する音や香りなどを感じ、五感を使って想像力を働かせているようです。

 

▼最後に

平日は一緒に食事を摂ることが難しい方は、週末に家族で話しながらみんなで一緒に料理をするなど、共同作業をするのもおすすめです。

普段は忙しくて一緒に食べられなくても、休日に食事のメニューを考えて買い物へ行ったり、親子でキャベツをちぎるなどのお手伝いをすることはできるかもしれません。

子どもにとって対話が増える事で、思考力や想像力も鍛えられ 「楽しかった・美味しかった」 「また一緒に作りたい」 という達成感や次の意欲へとつながります。朝食・夕食・休日…今できる範囲で良いのです。

子育てしていると、気付くと「はやく!」の言葉を使っていませんか?日々忙しいからこそ、親子で食卓を囲む幸せを感じ、時には子どものペースに合わせてホッと一息できる時間を作っていきたいですね。

 

参考文献:農林水産省ホームページ(多様な暮らしに対応した食育の推進)