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食育詳細
   

食育だより2021年7月号~噛んで食べることの大切さ~よく噛んで食べると良いこといっぱい!!

7月に入り、蒸し暑さをより一層感じる季節となりました。5,6月号では、離乳食についてお話してきましたが、離乳食で食べることに慣れてきたら大事になってくるのが、よく噛んで食べることです。今月は噛むことの大切さと子どもたちによく噛んで食べてもらうための工夫についてご紹介します。

≪よく噛むことのメリット≫

食事をする際、よく噛むことで唾液が多く分泌されるため、消化が良くなり栄養をたくさん取り込むことができます。また、満腹中枢を刺激し食べすぎを防ぐことにもつながります。
子どもは大人に比べて消化に時間がかかります。よく噛んで食べることにより胃や腸への負担も減らすことができます。
また、噛むことは脳神経を刺激するため脳の働きを活発にします。そして、顎の筋肉を使うことで脳神経を刺激しホルモンが分泌され意欲向上や運動神経の発達も期待できると言われています。

この他にもよく噛むことでのメリットがいくつかあります。
よく使われているキャッチフレーズとともにみていきましょう。

 

『ひみこのはがいーぜ』

ひ:肥満予防
よく噛んで食べることで満腹中枢を刺激し食べすぎを防ぎます

み;味覚の発達
よく噛んで味わうことで食べ物の味がよくわかるようになります

こ:言葉の発音がはっきり
歯や顎が発達することで発音がよくなります

の:脳の発達
脳神経を刺激することで脳の働きを活発にします

は:歯の病気予防
唾液が多く出ることで唾液中の抗菌作用で口の中をきれいにしてくれます

が:がん予防
唾液にはがんを抑制する作用があるため唾液が増えることでがん予防に繋がります

いー:胃腸の快調
消化酵素が多く出るので胃にかかる負担が軽減します

ぜ:全力投球
歯や顎が発達することで嚙み締める力が強くなり力が湧きます

 

≪子どもの噛む機能の発達と食事≫

人は生まれながらにしてお母さんの母乳を吸う機能を持っています。しかし、噛むという機能は持ち合わせていません。噛むことは、成長とともに身につけていく機能になります。

そこで大切なのが乳幼児期の食事です。子どもの成長や歯の発達とともに食事形態を変えていくことで噛むことを覚え、顎が発達してよく噛んで食べられるようになると言われています。

また、成長とともに形態を変えていったとしてもなかなか口を動かさず食べてくれないということもあります。そのような時は、保護者の皆さんも子どもと同じ食事を目の前で食べてみてください。そして、噛む動作を一緒に実践してみましょう。子どもはお父さん・お母さんのことをよく見ています。真似をして同じように口を動かしてくれるかもしれません。ぜひ試してみてください。

 

≪噛むことを意識した保育園の給食≫

★切り方の工夫★

切り方のちょっとした工夫でよく噛むように促してみましょう!
例えば・・・

・きゅうりの和え物
薄切り→乱切り

※薄切りではなく、大きめに切ることできゅうりの触感を楽しむことができます。大きめに切ることでたくさん噛むことに繋がります。また、噛んで音を楽しむことも効果的です。一口で入る大きさであれば完了期食くらいのお子さんでも食べることができます。

・大根のサラダ
千切り→さいの目切り

※さいの目切りにすることで、千切りに比べ噛む回数が増えるとともに、素材一つ一つの食感の違いを感じることができます。少し長めに茹でてあげると歯茎でも噛める硬さになり、後期食のお子さんでも食べることができます。

 

★保育園の給食で意識している点★

・提供する一食のメニューに使用する食材を同じような切り方にしない
・スティック状にして子どもたちに噛みきってもらえるようなメニューも取り入れる
・形態を小さくするのではなく、場合によっては軟らかく大きめに切って提供する

など、子どもたちの食べる様子などを把握しながら給食の提供を行っています。

 

★おやつにもう一品★

また、おやつで混ぜご飯やおにぎりを提供する際には、『昆布』や『食べるにぼし』を一緒に提供して、よく噛んで食べることを意識的にしてもらっています。取り入れ始めた頃は、子どもたちの食べ進みが心配でしたが、食べ慣れてくるとご飯やおにぎりよりも先に手を付ける子も増えました。

今回紹介させていただいた保育園の給食の工夫はご家庭でも取り入れやすい内容になっていると思います。良かったら皆さんのご家庭でも試してみてくださいね。