明日葉㈱は、子どもの人権を守ることを最優先課題として子育て支援事業に取り組んでいます。
法人本部には、子どもの人権を守るための特別なトレーニングを受けた専門家(Child Assault Prevention Specialist)が常勤しています。
職員採用試験においては、子どもの人権について自由筆記を課し、子どもの人権を尊重できない方、体罰を肯定する方は、どれほど保育経験があっても不採用にしています。子どもの人権を尊重できる方のみを採用した上で、子どもの人権を守るための研修を繰り返し実施し、全職員が子どもの人権を守るための意識を高く持ち業務に当たっています。
園児・児童に限定せず虐待等保護を必要とする子どもを発見したときは、身近な福祉施設として第一次的な対応をした上で、専門機関と連絡をとり、適切な対応を行います。地域に密着した子育て支援の拠点として、次のような支援に取り組みます。
DV被害に巻き込まれた子どもは、見えないDV被害者と呼ばれています。DV環境から離れて新しい生活を始める母子の支援は保育園の大切な役割と考えます。 危険回避のため自由に外出することが困難な状況もあり、乳幼児が公園で遊べない等の制約の中で親子だけで過ごすことは、子どもにとって大きな負担となることがあります。
また、DV被害により傷ついている母親の保護者的な役割を子どもが演じてしまうこともあり、子どもが子どもでいられる遊びの場を保障することは、親子が回復していくための重要な支援であると考えます。 保育園は、DVサバイバーの母親の就労支援としても大きな役割を果たしますが、在園児母子支援に留まらず、地域開放や子育て相談、交流プログラム等を通して、地域のDV被害母子の支援にも大きな貢献ができると考えています。
体罰は恐怖、痛み、屈辱感によって子どもを支配しますが、体罰によっては、何が正しく何をなすべきかの倫理的価値観を身につけることはできません。「体罰が怖いから~しない」ということを身につけるだけでは、かえって誰も見ていない場面や、罰せられるおそれがない場面では何をしても大丈夫という誤った価値観を学んでしまいます。
私たちは、不要な恐怖や痛みや屈辱感を子どもに味わわせることによる「教育」方法を禁じ、子ども自身が、正しいことと間違ったことを自ら選びとる力を育み、誰も見ていなくても、進んで良い行動をとれる自律性を育みます。
職員は、子どもの人権・自律性を育む保育方法をしっかりと研修すると共に、保育者として人間性を高めるための自己研鑽に励んでいます。
ついつい子どもに手を上げそうになる保護者の悩みも真摯に受け止め、体罰不要の子育ての支援を致します。ひとりで悩まずに是非、ご相談下さい。
弊社運営施設では、児童虐待に関するリーフレットと、職員手作りのオレンジリボンを置き、自由にお持ち帰りいただけるようにしております。可愛らしいリボンを手にとって「これなんですか?」との問いから児童虐待防止の会話へと自然に展開するきっかけとなっています。